いいタッチは、人と分かち合いたくなる。踊りたい体〜彫刻からダンスへ・会いたい人がやってくる

カテゴリを増やしました。 DANCE! 


ちょっとごそごそとした感じのネタもいくつかあったんだけども、
 今日はとにかく眠れない!っていう勢いのままに書いてみようと思います。



この2か月余りで、本当に新しい世界の扉が開いていく感じがしています。
 出会っちゃうんです。来てもらえちゃうんです。
 ついでに言うと無料!とか千円台で!笑
 もうなんだかわからないくらいに。



9月 舞踏に興味を持ち始めた直後
    中嶋夏さん ハンディのある方とのダンスws 豊橋美術館

    wsレポ豊橋市美術館 http://www.toyohashi-bihaku.jp/?p=6194
  

    何気ないしぐさ、動きをマネしあいながら、からだをうごかし
    人や場とかかわりながら心身をほぐしていくとても自由な場。
    そのしぐさ一つ一つからこぼれる、その人の個性にお互いに触れあう体験。
    自分も体の動きたいように感じるままに気持ちよく汗を流せました。  

 

   
   高校時代に著書「創造は醜なり」を読んで開眼?以来気になり続けていた
    画家 中村正義さんの娘さんとお孫さんもwsに参加されており、
    つながりを持つことができました! 世代を超えて!
    サプライズに感激。
   (豊橋は中村正義さんの故郷 そこに嫁いだ時点でご縁でした。)




11月 彫刻家 青木野枝さん たまたまその日豊田市美術館野外に彫刻設置完了
    その後臨時の講義に参加
    
    人を巻き込むためには「自分のしたい」に貪欲に。
    ひたすら火で鉄を溶かし切る作業、その美しさ、とりくむ姿勢、
    模型に興味ない感に安心。笑   
   (模型と図面嫌いに苦労したので感覚の合う人がいた!っていう。)
    実物をとにかく触りながらつくっていく感覚。
    作品をつくって、見たい風景ができたときの「飛べる感」!
    う〜ん、あるある!! って色々共感しました。


   冒険家・医師 関野吉晴さん ブログに記したように
    http://d.hatena.ne.jp/halcyon_1983/20150827/1440610871
    グレートジャーニーなるものを知って間もなく自主上映会と対談が田原市で企画され

    
    引き続き、人を巻き込む人望の厚さ、人柄とパワー、そしてエゴ!
    現実と夢の境を見極める聡明さ
    失敗してもあきらめない。
    繰り返し「時間さえあれば」「生きてさえいれば」ということを
    おっしゃっていたことに救われる気持ちでした。

    100歳超えるお医者さんの日野原さんの絵本「いのちのおはなし」で、
    いのちは時間だ、とおっしゃっていたことと重なり、
    握手の際そのことも併せて、お話うかがえたことを感謝しました。 
 


   サイレンスダンス タナカアリフミさん の講義
    「踊らない人」のダンスのつくりかた、美意識に触れられました。
    芸工の友人が知り合いだったり、亡き先輩が作品に登場したりというサプライズも。 
    そしてまた高校時代に夢中で読んだ
    彫刻家ジャコメッティ矢内原伊作さんの手記の話題が登場して鳥肌!
    
    自分の美意識、好き、気になるはどこにあるのかな、ってことを改めて思い出し
    彫刻家 舟越桂さんの展覧会のためだけに東京行ってたりしてたこと久しぶりに思い出したりして。
    

    いまやっとわかる。
    肉体が持つ力、存在感、雄弁さ、それ自体がメディアだっていう感覚は
    ずっとあったんだなぁ。って
    ミュージカル好き、彫刻好き、気づけば昔からじゃん。



私にとって、書くことはもちろんアウトプットでもあるけれど、
 インプットとしての方が大きいようにも思う。
 本当にしたいのは、からだで、舞台でのアウトプットだろうと。



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   母校、名古屋市芸術工学部20周年パーティ、シンポジウム
    入学前、昔美術の教科書に車いすが載っていた川崎和男先生もいるんだとふむふむ!
    でもそうそう、私は彫刻が好きで、舞台が好きで
    本当は彫刻家 山本眞輔先生の研究室に入るつもりだったのだよと。
    たしか、オープンキャンパスの案内で山本先生がなんか言ったのが
    志望校決める決め手になったんだった。って、いろいろよみがえってきたわけです。
    って、、長くなるので芸術工学部周辺のことは別に書くことにします。

   

    一つ書くと、各界で第一線で活躍している先輩、同期、後輩のみなさんのプレゼン
    遅刻して入ると目にしたのは      

  デザイナーとして Smart であること、エゴイストであること!

    
    やっぱりね!自分の思い描いた線を実現するにはエゴも大事なんだよ。うんうん、
    と立て続けに、それぞれの人の言葉やあり方で教えていただいてるような感じでした。


   
    もう一つ書いておくと和紙、楮との出会いをくださって、
    しかもコンセプト考えて満足&力尽きがちだった私を
    和紙の作品でほめてくださった森島紘史先生との再会もうれしい日になりました。
    何か手仕事をと考えあぐねて「楮のアクセサリー」にたどり着いたのは
    芸工時代があったからです。
    ほめられて伸びるタイプです。



写真は、後輩の勤める会社がかかわった、いつもお世話になってますココニコ。
 豊橋にもさりげに芸工の気配があるんです。

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 そしてそして、こんな夜更かししてる理由は
  北村成美さん、しげやんのコミュニティダンスwsに参加したからです。
  あ〜やっとたどり着いた。。


  ほんとに HOT ‼で優しい時間をいただきました。
  

  5月に豊橋で開催したハルシオン祭WASSA! WASSA! 男・女・酒・音・体のまつり
  みんな踊ってる写真はこちら→ https://www.facebook.com/media/set/?set=a.421717044676119.1073741832.343153455865812&type=3

  にお呼びした、杉町あっこさんから情報を得て
  学生のとき古い建築物の実測をしにいって以来の半田市へ。


  開始からほとんど言葉を発することなく、しげやんの表情や動きに導かれて
  体をうごかし、人と触れ合っていきました。



  ルールは一つ、人に強要しない。



  参加者は5か月の赤ちゃんから90歳のおばあさままで様々で、小さな子や小学生
  ご家族や男性女性、まさに老若男女が入り混じっていました。
  始まってすぐは、つい子どもを参加させようとしたり、
  動作の指図をしたりする親御さんの姿もありましたが、
  そんなことをしなくても、楽しい波動がどんどんつたわって感情が動いていくのが分かりました。



  休んでいる方も、遊んでいる子も、赤ちゃんをあやしている付き添いの方も
  撮影スタッフも
  その場にいる人、風景、みんなを取り込みながら何気なしに振付されていきました。


  今日限りの振付を復習しもう一度みんなで繰り返したあとは、2つのグループに分かれ
  ロビーという舞台を自由に使って同じ振り付けをベースにして踊りました。
  メンバーも、舞台の使い方も違う二つの作品を鑑賞しあって
  達成感やら自らが演者になったという高揚感やらで興奮冷めやらず
  最後はしげやんのソロのダンスのパワーにやられてしまいました。笑




 心の動きは特に子どもたちの変化が目覚ましく、
  はじめはたくさんの知らない人がいてもじもじしていた子も
  積極的に動き、話しかけてくれるようになり
  遊んでいた小さな子も、最後の発表ではしっかりと混じって楽しんでいました。
  むしろ後の感想で、すでになにかしらのダンスをしている大人の方が
  恥ずかしさを取り払う難しさを感じていたということも面白く思いました。
  ダンスの素地がまったくない私だから、しっくりくるダンスもあるのだなと。



 
 動きの中で、手を合わせたり、背中をノックしたり、はぐしたり、ぐるぐる回ったり
 はいはいしながらくぐりあったり、、たくさんの触れ合いがありました。


 「みんな家族みたいなものです。」とはじめに言われた通り
 短い時間にとても親密な関係になれた、うれしい気持ち。



そして、無言のファシリテートの中に、
 私としては、自他の言葉による解放の場であるサロン月草と
 重なるものをたくさん感じていました。



激しい動きの合間にきちんと呼吸を整える時間を作ったり
 個個のにもっている感性、うごきをそのままにうけいれあえたり
 ダンスの包容力ってやっぱりいいなあ。やさしいなあ。って。
 


月草のフリートークの時間は、ただうんうんと話を聞くことを唯一のルールにしていますが
 自分をまるごと、そのままに受け入れてもらえるという安心感は
 今日のダンスでもはっきりと感じました。より大きな解放感をもって。



前回の記事では、悪いタッチは人にもしたくなる。と書いたけど、
 今日を終えて、なんて「いいタッチ」に満ちた時間なんだろう。
 体がホカホカして、心地よく満たされて、家族をハグしたい。
 イエーイ‼ とハイタッチしたい。
 幸せな気持ちをそのまま伝えたくなりました。



いいタッチは、人と分け合いたくなる。



そして、言葉を介さない体のコミュニケーションって、
 獣医を目指していたころの自分が信じていたものじゃないか。って
 またまた自分をさかのぼって納得しました。



自分には縁遠いと思っていたダンスが、こんなにもほおっておけないものになるとは。
 ますます今後の出会いが楽しみです。
 


そして最後のミラクルは、実家が近所の幼馴染たちがまさに
 ダンスシーンや舞台の演出の現場で活躍していること!笑
 年末に会うのが楽しみです。