吉村医院・お産の家〜前期両親学級〜
これが本日のメインです。
昨日4〜6か月の妊婦さん、家族(その他一般)対象の両親学級に行ってきました。
4〜5年前、学生時代に一人妊婦さんの輪に加わって参加させていただいて以来。
ひさしぶりのお産の家。
木の香りがやさしい。
雨だったせいもあり、はやくから薄暗かったけれど電球は使わず
後半は燭台のろうそくの灯が参加者の顔をぼんやり照らす中で行われた。
参加人数が増えてたり、先生が殺気立ってたり、涙もろくなってたり、
新しいスタッフさんが加わっていたり、
3時間中2時間ほど占める全員の自己紹介の時間では、帝王切開のエピソードが増えてたり
数週間取材に来てた女性たちの顔つきが変わってたり。笑
と、こまごまとした変化はありつつも、
女性であることの喜びを再確認させてくれる場所に違いはなかった。
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感じることで得られたこの満足感を文面で伝えるのは難しい。
昨日もふわっとした感性の世界から帰ってきて感動を夫に伝えようとしたら
言葉の世界の彼には大事なところが伝えられず、あげくにお互いいらいらして余計なことまで口走ってしまい、、
結局伝えるべきことはひとつ。ぜひその時に立ち会ってほしい。ということに落ち着いた。
関心のある人はぜひ自分で足を運んでいただきたい。
本を読むのでも構わない。
すべての人に。女性や医療に携わる人には特に伝えたいと思う。
日本でもほんの数十年前までこんなふうに人はよろこびをもって誕生を迎えていたということを。
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「お産は日の出のようなもの。まったくの自然です。
太陽を薬や機械で引っぱり出したりしますか?」
田園風景にのぼる太陽の写真とともに先生の話が始まった。
女性は命をはぐくみ抱き生み出すことのできる性。
自力で産んでこそ本当の女になれる。
本来的には絶対その力が備わってるんだ。
その後、吉村医院スタッフで育てているお米や古屋の話などが続き
次にはもうそれははっと目が覚めるような光景が映し出される。
スライドに映し出された本当に幸せいっぱいの、
それも結婚式みたいなそういう華々しさじゃなくて
おごそかで深い、にじみ出るような満たされた親子の表情。
本当に菩薩みたいな。無垢なほほ笑み。
何度見ても、見とれ感動せずにいられない。
「こんなお産をしてください。最高に幸せなお産をするとこうなっちゃうんです!」
するする。もう楽しみでしょうがない。
つるつるに生まれてくる我が子を無意識に抱きたい。
死ぬものは死ぬ。
死ぬ覚悟で、ゴロゴロ・パクパク・ビクビクしないってことを徹底的にやって
女性としての力を最大限に発揮できる準備を整えること。
これがすべて。
あとは体が、この子が知ってるはず。
生まれる時も、産む態勢も、産み方も生まれ方も。
それを信じて祈り委ねるのみ。
人事を尽くして天命を待つ。
おじいちゃんの座右の銘はここでも発揮されそうです。
そしてこの体をくれたこれまでの命のつながりに感謝を。