little dancer 〜 いっしょにうまれよう〜おなかから変わらぬ生まれ持った個性〜

a をつけるか my といっていいものか、迷ったがやめた。
 いつもは dancer としか呼んでいない。
 little dancer とすると、ドガの作品が検出される。
 昔からドガの踊り子になぜか惹かれ続けている、これもまたご縁か。


以前から何人かの方に勧められていた、
 飯田茂実さんが世界各国をまわって取り組んでいる
「みくさのみたから」 http://mikusanomitakara.jimdo.com/

 …を伝えられるご夫婦との縁が、トンディさんの講演会でつながって
 昨日導入を味わってきた。
 いまリンクのページを見て、飯田さんのプロフィールでなるほどと合点したが
 私個人の経験や今までの各々の出会いもつながっていくような、納得感のある術がたくさんあった。
 でも今は、そのことを書きたいわけじゃない。
 全身の滞りがほぐれたからか、今日心身が比較的平常心を保ち、
 とっても素直に「今残しておきたいことを書こう」と久しぶりに思えた。


参加者のうちのもう一人の妊婦さんの体に手を当てていたとき
 「いっしょにうまれよう」って言葉がわきあがった。
 おなかの子どうしの約束だって感じたけど、あとで彼女に話したら「それは素敵なことばだね。」って言われて
 「私とおなかの子が一緒に生まれる」っていう意味だとしたら、本当にその通りだなと思う。
 そうやって導かれつつあるのを感じてる。
 ぶつかる課題の前に、それにぴったりのタイミングと内容の出会いがあったりする。
 昔飼っていた犬、シャトラ(そりを牽くハスキーと黒芝?の雑種)に引っ張られながら、散歩ならぬ散走していたよう。
 ぐいぐいと子どもたちに引っ張られて生きてる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今書いておきたいことは、会う人会う人には話していることだが
 単純に、いまここに一緒にいる人のこと、そこから感じていること。


年末の段階では「次は女の子」と疑っていなかったのだが
12月ブログ「お姉ちゃんになる宣言〜卒乳〜妊娠発覚」 http://d.hatena.ne.jp/halcyon_1983/201512

 これを書いた後、どうもちがうようなとしっくりこず、あぁ男の子かもしれないと思いを巡らすと
 なんとなく通じ合える気がした。
 おなかの出方も初期から寝転ぶと山のようにとがっていて、どちらかといえば息子のときと似ている。
 夢にも男の子の赤ちゃんがよく出てきて(ってここまでいって女の子だったら…まぁそういうもんだということに。笑)
 いまはどちらかといえば、男の子かな?娘の性格的にも、紅一点のほうがいいんじゃないかとか
 息子にとっても肩身が狭くなりすぎなくていいんじゃないかとか
 そういう思いを持っています。


辞書を見ているのが幸せなので、名前はあれこれインスピレーションがあると漢字を調べたりするんだけど
 「どう?」ときくと「お父さんに決めてもらって」とおなかの人が言うので、
 上の二人同様、生まれてから丸投げすることになるんだろうと思う。
 その割にはたくさんの名前がわいてくる。
 どうも今年「同級生」がとっても多いようで、よきも悪きも何か起こるのでは?と疑ってしまうほどに、一斉に来てる。
 年末に地元で妊娠菌をバトンタッチしてきた子たちや、知人友人の妊婦率の高さはびっくりする。
 名前からやってくる、っていう体質?なので、誰かの子の名になるかもしれないな。とも思ったりする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おなかの子は無口だけど、とってもよく動く。
 ローリングや小刻みでリズミカルなキックというよりタップが多い。
 だから dancer と呼んでる。(一つの候補を除いてどの名もしっくりこないし…)
 私が迷っていると「そっち」と蹴って教えてくれる。
 身体でしゃべりたい人らしい。
 次から次へ身体表現者との縁をつなげてくれている。
 前回の健診で上を向いてたから「そのうち反対になって出てくるんだよ。」といったらその日のうちに蹴る場所が変わった。
 といっても、よく動くので頭がはまり込んじゃうまでは好きに動くのかもしれない。
 リアクションもとてもはっきりしている。


おなかの中の様子や生まれ方、産後数日が、その後の育ち、その子の個性を強烈にそのままに表していると、つくづくそう思う。


長男は、キックされた場所をノックして返事したり、ノックした場所をキックしてもらったりというキックゲームもかなり慎重だった。
 「………  … …ここ?」みたいな感じで熟考してからアクションしてる感じがかわいらしかった。
 生まれたときは、タフで冷静。
 身体ができる前から産声をあげ、おなかに乗っかったと思ったら
 おっぱいを通り越して肩越しまでよじ登る体力と高揚感が彼の中にも渦巻いていた。
 その後私や夫をきっちりとみつめて、確認して1時間ほど?の親子水入らず時間中すべてはっきりとよく感じ取っていた。
 入院中ずっとおっぱいにお互い苦労して、うまく飲めなくてもずっと口をもぐもぐさせてあきらめないがんばりやさん。
 力尽きてはひたすら寝る。
 起きているときのまなざし、神々しさ、清らかさはどうにも表せない。

長女は…日中構うことができないくらい長男との生活でいっぱいいっぱいだったこともあるけれど
 それにしてもなんかもう。。おやすみ。と布団に入ると
 「わたしここにいるわよ!!!!!」どかどかどかどかどかどか―――――――――し〜ん。「じゃわたしねるから。」
 みたいな。とりあえず主張しとくけど、まったくこちらにお構いなし。
 私の心身に何が起きても、この人だけは元気らしい。という感じ。
 生まれるときは逆に、心拍が弱くなったらしいときもあり思いがけず不安になってしまった。
 助産師さんの声かけで、ほぼ徹夜状態から無理に焦らず、一度ぐっと寝入って起きたら
 ちゃんと彼女のタイミングで「むにゃ〜〜〜〜」みたいに体をくねらせて出てきて、
 水入らずタイムには当たり前のようにおっぱいを飲んで、ほっとしたらすぐ寝た。
 どこまでもマイペースに。
 入院中、人が来ると目を覚ますサービス精神のかたまりであり、
 寝ていてもそばを離れるとすぐ気付いてすすり泣く、勘の鋭さ、泣き方に女の怖さを見たり。。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食べ物の好みもわかりやすく、生まれもった体質によって、欲するものをちゃんと「好き」なんだなって思う。

長男のつわり中はレモン水で乗り切った。わかりやすく酸っぱいものを好んで食べていた。
 うまれた彼は酸味が得意。レモン、梅干し、酢飯など。体質は私よりで、カボチャやおこげなど甘くてほくほくあったまるものが好きだ。
 でも猫舌。コショウ辛さはダメ。


長女の妊娠中はやたらとラーメン屋に入った。チャーハン、唐辛子、こしょう、濃い味!
 生まれてみると、辛味に強く酸味に弱い。キムチと納豆があれば生きていける人。玉ねぎ好き。
 芋系のホクホクしたものを好まず、ナスや生野菜、青菜系がいける口。汁物も好きで熱いものもの食べられる。
 そして隠れた名店の中華料理屋さんでは背筋が伸びてがつがつ食べる。っていう、中華がやっぱり好きだったのね。


4か月おなかにいてくれた子は、たくさんのカレーを食べさせてくれた。
 暑い季節というのもあったかもしれないけれど、カレーとアイスに縁多く、きっと好きだったんじゃないかなと思う。


今おなかにいる人は、欲するものがコロコロ変わる。あれこれ味わいたい。ジャンクも贅沢もあれこれと。
 フライドポテト、パフェ、チーズケーキ…かと思えば、レストラン、旅館の贅沢時間…
 兄姉のリクエストも手伝って、巻きずしやらキッシュやら、、慣れないようなものも作ったりすることになったり。
 はっきり増えたのは、柑橘系、生野菜、サンドイッチ。でもパンの食べすぎは夢でたしなめられた。。
 妊娠してから、玄関先に我が家に長年なかったマヨネーズが2本届くっていうミラクルも。。


自分の冷えやすい体、長男の好む食事、酒飲みの夫のため、加熱した料理が多かったところに
 ポンと生食が入ってきて、とっても楽になった。
 娘が生野菜いける口だと気付けたり、過食の防止にもいろいろと心地よい感じでやっとります。

                                                                                                                • -

あちこち書いてたら、思ったより夜更かしになってしまった。
 朝が来たら8か月検診。
 平常心でいられる。みんながにこにこした未来。自分の愛を信じて。
 まず自分をゆるそう。ほめよう。