人をつなげる使命〜再び、笑う人になる〜

またボールペンの芯がなくなった。
 1か月1本ペースだ。
 書くことに飢え、体内が滞っている。
 こゆかった2月のあれこれが書きとめられずにお蔵入りしてくことが残念だけど
 もうしょうがない。
 それを踏まえて、それがあっての今を、手が動くままに書いてみる。

(めずらしく2回もバグって消えて、書き直しさせられた汗。。結果推敲?)

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幼いころの夢は、獣医だった。
 同時期に並べていた建築家っていう夢は、父に引っ張られてた部分が大きいように思う。


そして大学時代、はたと自分の「妊婦好き」に気づいてあこがれの職業となったのは助産師。


その後現実的に手が届く資格、幼い子どもやお母さんとの接点があるという理由で
 保育士になった。


会社では、幼児から社会人まで対象の個別指導塾につとめ、
 それぞれの成長過程にある親子と面談を通じてかかわった。


いよいよ、自分が性教育っていう道に入る覚悟を決める時が来た。
 そう決めたら、世間に疎い私にもそういう情報が選ばれて入ってくるような気がする。


またハッと気が付く。
 卒論は「親学と食農教育の関係」みたいな〜。
 その双方の共通項は、性。
 当時やんわりと事例をただ寄せ集めたような論文と言えない代物だったけど、
 今はっきりとあれは家庭や教育・医療現場での性教育のありかた、態度をさぐっていたのだと気づいた。


ほんとに、ちゃんと今に向かって準備を重ねてきたんだって思うよ。
 そしてまだ道半ば。
 学び続けていくわけです。


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私は、活字にいつも飢えているので、やたら紙ものがたまっていく。
 実際目を通せないものが積まれていったりする。
 で、家の中のある一角(二角?)がぐじゃっとなる。
 さすがにね〜っていうタイミングで片づけるのだけど、先日ずっと気になっていたことに着手できた。


父の写真を飾ること。
 息子と娘は私の父に会えなかった。
 写真で見ても当然ながら、ぱっとはだれと言えない。
 それもなんだか寂しいなと。
 仏壇はないけれど、彼の存在を目に見える形で日常においておきたい気がしていた。



それがやっとできたのだ。
 やっと、私の中で父が死んだ。
 ずっと私の中で生き続けた父と、やっと別れられた。
 そう感じたのだ。


彼は彼の人生を全うした。
 私は義明じゃない。
 私は桂として、人生を全うする。
 去年からの繰り返しになるけれど、ほんとにこんなシンプルなことがやっと形になってあらわれた気がした。


余談ですが、
 息子が先日夫に
 「お父さんが死んだらお母さんのおなかに入るんだよ。」
 という話をしていた。


夫は、なんて不吉なと思ったらしい。笑
 本人は、それを知ってるというより、そう思う。ということだった。
 死者が次のいのちにつながるというイメージを4歳の子がもてるのだな。
 とひどく感心してしまった。 


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「私は○○な人です。」

こんな自己紹介をする機会が昨年からちょこちょこある。
 「書く人」です。
 といってみるが、どうも腑に落ちなかった。


今年、ハルシオン復活にあたり思いだしたのは「人をつなぐ」ということ。


思えば、いつもそこに満足感ややりがいを感じていた。
 イベント開催後も続く参加者同士の交流
 ステージをみんなでつくりあげることでうまれるなんともいえない高揚感・連帯感
 思いを形に残すこと
 そして、子どもを産むことも、命をつなげる、人をつなぐ究極の行為だと思う。



人をつなぐのにもっとも手っ取り早いのは、笑顔・笑いだ。
 言葉は通じなくても大丈夫。
 笑う人が発する空気、それだけでいい。


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私はずっと10代のころまで「笑う人」だったんじゃないかな?
 そして最近、また取り戻しつつあるのかもしれない。
 おなかから声を出すこと。笑うっていうこと。



息子が幼稚園に入りたての頃毎日のように
 「自分は強い!」ってうっとうしくなるほど言っていて
 「たたかいごっこ」ざんまいだったのに
 最近聞くのは、女の子、年下の子とのままごとの話。


今日お風呂に入りながら何気なく彼は言った。

「たたかいごっこは、みんな笑ってない。」

 それが、彼がたたかいごっこをしたくない理由なのだそうだ。
 なんというか、不意を突かれたような、息子からそういう言葉を聞くことになると思わなかった。
 びっくりした。



みんな笑ってる方が好き。



当たり前っちゃあ当たり前。
 だけどこのことが、今書きながら涙がわくほど、この世で一番大事なことだと思う。
 みんなよろこぶため、幸せになるために生まれてきた。
 そのことを、この子が感じ取ってるっていうことに今あらためて感動してる。