性のはなしレポ「精通」〜人気キャラによる洗脳

突然ですが、起業への準備を兼ねてこんなHPと
8/24 opening 企画開催を決定しちゃいました!

ご覧ください。



Live & Book 艸sou

http://livebooksou.jimdo.com/


父方の祖父母は活版印刷で父たちを育てました。
倉庫の建て直しにより、奥にしまってあった「家宝」の一つが手にとって見られるように。
本の虫だった親族たち。
ああ、血なんだな。
文字や言葉に体が満たされているのは。
自分の天職を探っていきます。



夫不在の2日間、イベント続きでごちゃごちゃしていた家やデータを片づけてリフレッシュだ〜!
と思ったけれど、いやはや屋号考え〜の、HPだの、ブログだのが楽しくて
 だめですね。。


そして、ちょっと吹っ切れた感じが自分の中であり
 読み手にとっては毒舌感を抱かせる部分もあるかもしれませんがさらっと流してください。
 私、お会いする印象はまあ、いろいろでしょうが、基本毒舌なんです。
 しょうがない!!
 直接お会いするときのギャップ?を楽しんでいただけたらと思います。


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さて、知ってるだけ、伝えてるだけでは説得力0なので、
 我が家の日々の性教育の一端をちょこちょこ書いていこうと思います。


ポイント1、小さいうちから繰り返し。



舞台はお風呂。
 銭湯にいって、同じくらいの年の子の裸を見るのも大事なことだとか。
 幼児なら男女の違いを、思春期なら発育段階の個人差を百聞は一見にしかず!
 夏休み、時間持て余してるご一家は、スーパー銭湯にgo!



で、毎日何かしら、今かな?と思うことを話すことにしています。
 息子もふんふんうなずいて聞いています。
 今日のお風呂では「精通」のはなし。



お風呂で、全身を自分の手でなでさせて流しながら、
 「大事なおなか、大事な背中、大事な脚、大事なおしり、大事なおちんちん…」
 (おちんちんよりはペニスという方が科学的なのですが。
 誤解のないように、見えないけれど女の人にもおちんちんはあるんだよ。とは言ってます。)
 と、自分の体はどこも大事。という意識を持って洗います。



最近は性器の洗い方も上手になったし、本人も意識して洗うようになりました。
 ので、すかさずこんな感じ。


大きくなると、お父さんになる練習を体が始めて、
 おしっことは違う白いものがおちんちんから出てくることがあるよ。
 それは赤ちゃんのもとの精子だから、病気じゃないし
 健康なことで、大丈夫だからね。
 何か体に変わったことがあったらお父さんやお母さんに言ってもいいからね。


息子うなずく。


すでに膀胱の場所と、精巣の場所の違いや、精子が男の人が持つ赤ちゃんの
もとだということは何度も話していたので、今日はこんな感じ。以上。おわり。
 少しずつコツコツさらっと伝えています。



そういえば今日室内遊園所で人体の仕組みのコーナーに立ち寄った。
 でも、呼吸器系や消化器系、循環器系はパネルにあるのに、生殖器系って省かれてるんだよね!
 これってどうよ!省く理由はなんなのさ!
 先日いとうえみこさんが、等身大の人体図解付の本に生殖器系が省かれていると言われてハッとしたけれど、これが日本のレベルか〜。
 しょうがなく、そばに置かれた図解本で生殖器系の部分を探して一緒にみた。
 息子は擬人化されたリンパ液の働きのページを気に入ってみていたけれども。。



結局、性のはなしどころか、性器について見聞きすることさえタブーになっている。
 プライベートな部分のことで嫌がる人がいるから、だれにも、どこでもというわけにはいかないだろうが、
 子どもたちの、身の回りのことを科学的に追及したいという要求を満たしえない環境は確かにあると思う。
 生殖にまつわるあれこれを
 これって誰にも聞いちゃいけないことなの?こそこそ調べないといけないことなの?
 と子どもは無言のメッセージとして受け取る。


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以前も話題に出した、し◎じろうの教材。
 我が家では、体験DVDを見たいときに選ばせて見せることがある。
 音楽や手遊びは子どもと楽しめ、親子の触れ合いの時間を手助けしてくれる。
 (家事の手を止めて一緒に見れば、の話だけど。)
 でも生活習慣の範疇になると、とたんに余計なお世話感がむんむんする。



外から帰ったらお手てを石鹸であらおう!ごしごしごし☆
 ばいきんさん、ばいば〜い!!☆


みたいな。



いやいや。砂汚れなんかは洗い流しますけれど、菌菌ちょっとうるさくないですか?
 息子は両家の実家以外で石鹸を使うことはほとんどなく。
 娘に至ってはたぶん一度あるか、ないかでは?
 そもそも、胎内から出てきたこの世で最も清い人を石鹸で洗おうという発想がぴんと来ない。
 膣は体の中で一番清潔な場所だと、性教育の先駆者のメグさんは紹介している。
 いつも潤っていて、異物を排出する機能を果たしている。
 9/6田原で「育菌のすすめ」という講演会があるようで、タイトルだけで親近感がわく。
 菌については、夫の方が仲よし(酵母おこしたり、酒好きだったり)なので彼の影響もあるのだが。
 子どものころから、石鹸はどんどん使ってどんどん買うのが当たり前な
 商業的な渦に巻き込んでいる感があって、どうしたものかと思う。



さらに、こうつづく。
 

妹のハナちゃんがお母さんと病院から帰ってきました!


で、その前は?体験版だからないのかな?見てる方どうなんでしょう?
 生まれた場面は?
 どうして赤ちゃんが生まれるの?
 みたいな質問はし◎じろうから発せられるのか?
 多くの赤ちゃんが病院で生まれているのは現状として正しい。
 けれど、その現状=当たり前・それがすべて。
 として子どもたちは受け取る可能性は高いと思う。
 助産院という選択があってもいい。
 自宅でお産という選択もある。
 友達の弟は助産院で生まれたんだよ、的な広がりはなさそうだし。
 


この配慮のなさ。
 子どものころから、出産=未知=病院を刷り込んでいる。
 ここ、大事なところだと思うんだけど。



妹のハナちゃんの背中をとんとんしてくれるやさしさに共感することもだいじだけれど、


 お父さんのペニスが、おかあさんの膣に入って、
 赤ちゃんのもとの精子をおかあさんがもつ赤ちゃんのもとの卵子に届けるんだよ。

 
へぇ〜。ねぇ、ごはんにしよう!


みたいなやりとりをし◎じろう一家が繰り広げてくれることで助かる親がどれだけいることだろう。
 小さい子どもの反応なんて、こんなもんなんだ。とハードルが低くなりそうなもんだけど。

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性のはなしとは少し離れるけれど?いや、人間関係、暴力を語るという意味では離れてはいないか?


みんな大好きアンパンマン


いとこの家で子どもたちが見るのが習慣になっているのだが
 やはり内容にむずむずする。
 そもそもパン主食、パン主役、っていうのも今の時代どうか。今流れは米ではないか?
 こちらでも、かびやバイキンが悪者扱いされるばかりというのもどうか。
 やなせさんの当初のコンセプトで描かれた絵本「あんぱんまん」は戦闘シーンもほかのキャラクターたちも皆無で、別物なんだけどな。
 ま、それはおいておいて。


決まったストーリー展開はこうだ。

ドキンちゃんがわがままをいう。
バイキンマンがしかたなくそのわがままを実現しようと努力する。
 (ドキンちゃんの想像しない方法をとることもある。)
 大抵が度を過ぎて、アンパンマンが登場。

正義の味方的な立ち位置だけど、最後はしっかりアンパンチで撃退。
 バイバイキ〜ン! パチパチ、めでたし。


大抵、ドキンちゃんのわがままは「おなかすいた」的な内容なので
 毎日、ジャムおじさんのところにご飯を食べに来るように言えばすべて一件落着しそうなものだが
 それではアニメが続かない。
 事件を起こさねばならない。


このストーリー展開で連想するのは、ヒトラーや、オウムの事件、戦争の一面だ。
 カリスマ的な権力者の一言が、従順な部下たちの想像力を刺激してあらぬ方向へ暴走させる。
 さらにその部下たちは望まなくともその暴走に巻き込まれていく。

気づいた時には最悪の状況。
 正義の武力行使が遂行され、正当化される。
 そこに議論も、なぜそれが起きてしまったかという問いは存在しない。
 森達也さんが著書などでよく言っている。
 日本人は「責任」を追及しない国民だと。


そしてまた、根本的解決ではなく、事件をおこすための無用な努力を権力者やお金持ちたちが企てる。


う〜ん。
 深読みしすぎでしょうか。


子どものころから、「こういう世界」を刷り込まれてる。
 と、私は思えてしまう。


息子は園で戦いごっこを覚え、強いといわれるのがかっこいいと思い始めていて、手をこまねいている。
 実際にパンチを食らうのも痛くていやだ。
 本当の強さ、を根気強く伝えていきたい。
 

先日、ちらしに載っていたトッキュウジャーをまじまじ見て、
 友だちから聞いた情報を重ね合わせていたのがおもしろかった。
 「(無言でしばらく凝視)…ベルトがついてる!」笑 そっからか!

これからどんどん情報が豪雨のように降りつける。
 そんななかでも、自分の感覚を信じる力、自分の目で耳で確かめ考える姿勢を伝えたいと思う。