お産が世界を変える
単に子孫を残す仕組みをみれば胎児期5か月ごろにすでにつくられるから、
私は以前から胎児期から考えてすべての段階での心身の発育、生活習慣や感性の構築がその人一人のみならず、さらに次の世代を考えてた上でも重要だという視点を持っていた。
育児はいつから?と問われたら、セックスから。と答えたと思う。
また
「赤ちゃんはたくさん抱いてたっぷり愛情を注ぐのよ」は母の口癖と化しており
「人間の長所として理性と優しさのバランスがある」と書いたのはありし日の父であり
その二人の合言葉は「子どもは三歳まで」
私がこのイベントに出ずにおれなかったのはやはり両親の影響が大きい。
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○総括
7/12 京都は祇園祭がはじまってにぎやかなようだったが、
(ちょっと後悔。せっかくならゆとりもっていけばよかったかな。)
私は目もくれずに「三つ子の魂百まで」というイベントに参加した。
(風景参考↓)
http://warmbody.at.webry.info/200907/article_3.html
イベントを支配する価値観として本能的な身体能力を最大限生かした
「自然なお産」を目指すことがあげられる。
主な内容は、各パネリストの方から
・自分の体を信頼するということ
・赤ちゃんの意識あるいは意志
・「三歳神話」と言われるものの根拠となりうる脳科学の紹介・母子の絆の深まり方
・父親や家族の役割
など。
私の言葉でまとめるならば、キーワードは「感受性」と「相互作用」である。
下記のような場面をはじめ、お産や人間関係の基本となる必要な要素だと思う。
■常に最善を尽くしている体の声を聞くことができているか?
■赤ちゃんが発するメッセージを感じ取れるか?
■子どもの小さな変化に気づけるか?
■感じ取ったことに対して適切に応えられているか?
■協力者の存在を感じられているか?
以下は、各先生からの最後メッセージ
・他者とのつながりを持つ前にまず自分の体との絆を深めることから
・(いいお産や家庭には)お母さんの笑顔がすべて!
・大人になってからではおそい。お産から変える!
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○いつから育児?
ある人は「育児は妊娠3年前から」といい
あるアフリカの村では「子どもがほしいと思ったときから」という話を聞いた。
前者は年数というよりは、妊娠前から体を整えておくことが重要という考えであり
後者ではたとえば子どもがほしくなったら歌うという伝統ある歌があるそうな。
へぇ〜っておどろいたけど、即納得できる考え方。
私の場合、積極的に自分の体を知ろうとしてかれこれ7年くらい?
体質を変えることを意識し始めたのが4年くらい
そして、現実的に準備できたのは、、最近かしら。と思ってます。
上の考え方でいくと、育児突入してます!笑
なんかもう、意味もなくくしゃsくしゃに嬉しくなっちゃうのは私だけでしょうか。
この前相方に「今から(想像しただけで)そんなテンションで大丈夫?」と心配されました。
ある意味ビョーキです。
あくまで私に限って言えば、産むために生きてます。
○「理性と優しさのバランス」の正体
いままでも保育士の勉強の中で、脳のしくみや発達過程などに触れることもあったのですが、
今回わかりやすく示してくださいました。
念願ともいえる「理性と優しさのバランス」の正体、父が何を考え感じていたのかを知る手がかり。
・脳幹(受精後50日ほどでできる)は生物らしさ、生きるたくましさをつかさどる部分。
生後13か月ごろまでに著しく発育。
・大脳辺縁系は「情動の脳」と言われ喜怒哀楽など感情をつかさどり、その基礎に「優しさ」があるという。
「優しさ」がはぐくまれるのが13か月〜3・4才ごろ。
(チンパンジーで言うと100%母親しか見えない抱き方をしている時期)
・大脳の働きはものの良し悪しをはじめとする「理性」的な働きをつかさどる。
この著しい発達によって他の動物にはみられない人間らしさが生まれる。
5才ごろから著しく発達がすすむ。(チンパンジーでいうと、背中に乗せる抱き方に変わる=教育がはじまる)
「やさしさ」や「人間らしさ」という言葉が出てきたとき、鳥肌がたちました。
書いてしまえばそんなに大げさなことを言ってないんですけど、
私には大事な情報です。
相方や私が接したことがある親子のことをはじめ、
最近の子育て番組や保育士のテキストや、講座の先生の話など
いろんなことを考え合わせてもやっぱりこの時期を逃しちゃいけない!
って強く思えます。
そして、その「理性」と「優しさ」のバランスが人間の長所であり、
人間らしくある文化を伝えたいと書いた父に共感する。
その人を人間にする文化はお産からだと、私は変わらず思っています。
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はい、以下余談です。
子育てについて
基本的には自分が産んだ子を愛情を持って育てること。
そしてその親を家族や地域がサポートすること。
子どもは、いくつになっても生みの親や育ての親(初期に愛着形成をした人)じゃないと納得しない。
保育士でも、先生でも、駄菓子屋のおばちゃんでもない。
本当に話を聞いてほしいのはお母さんやお父さんだと感じます。
その親=大人・社会人ひとりひとりがゆとりをもって、いきいきと生きられる社会が必要で、
個人の人柄や価値観以上に、現実問題として就業形態や消費レベルなど
配慮や教養に欠ける社会システムや生活スタイルを問うていく作業も必要だと思います。
まず、自分にできるところから。。