キミが働く理由

4月に入ってからのできごとをさっくりメモ。



昨年中空いていたお隣に、男性が引っ越してきた。
 私はお会いしていないが、おいしいクッキーをいただいた。
 いままで、孤立空間だった家の前の廊下を通る人がいるのが不思議な感じ。
 しばらくなれない。
 あちらの生活の気配はあまり感じないけど、こちらがうるさくないかが少し気になるところ。
 少なくとも壁に穴をあけるのは避けたい。

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桜が咲きはじめてのち、花冷えして風が強かった時期、
 八百屋のおばあちゃんは、ぽつりと「寒いね〜。桜がびっくりするよ。」といった。

 桜がびっくりする。

なんともいえない温かさを感じてお店を出た。
 その日は値段を間違えずにレジを打ってくれた。

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ハローワークからの帰り、「完璧」な運転手さんが運転するバスに乗った。

 1、バス内外のスピーカーの使い分けが完璧(バスを待ってる人用と乗ってる人用)
 2、アナウンスが完璧(のりつぎ、カードの購入、注意事項など運転しながら次々と話す。)
 3、文字板表示のタイミングが完璧(ボタン押したあと、かるく「よしっ!」って顔をする。)
 4、あいさつが完璧
 5、安全確認が完璧(地声で「通行者よし!」とか聞こえてくる)
 6、なぜか始終笑顔(バックミラーでみていたかぎり、運転中もずっと笑顔!)


などなど。
 こんなひと初めてだぜ!と思い、つい終点まで行ってみたくなった。
 「終点ではどんなアナウンスが入るんだろう?」
 でも残念ながら、間違って終点の一つ前で降りてしまった。
 そこで全員が降りたので、最後はアナウンスなかったかもしれないけど、
 でもあの運転手さんなら何か言ってるかも。。


彼のバックグラウンドもポリシーも、仕事のどこにやりがいを感じるのかも知らない。
 営業スマイルなのか、にじみでる笑顔なのか、それが真顔なのか?
 そんなこと知らなくても、話したことなくても、
 ここまでやるからには、このひと少なくとも楽しんで仕事をしてるんだろうな。とおもって感動した。


こんな風に仕事にとりくめる人がいるんだ。って。
 昨日、久しぶりに本屋に行くためだけに外出した。
 あれこれ立ち読みして、結局さいごに手にしたのは「キミが働く理由」。
 精神的にもだいぶ落ち着いてきて、純粋に自分の働きぶりを反省しつつ、
 目標を探ろうと思う。
 意外と重い作業になるときもあるけど、これも少しずつやっていこう。