看板息子〜地域の人に育てられる

子どもらが昼寝中。
ふかし芋の素朴なおいしさが嬉しい。


雑誌「棲7刊」を妊娠中に入手していた。
特集は みんな、見てるよ。
妊娠、出産、子育てに関して取材を重ねられた内容だ。


今日頃合を迎えページを開く。
まだ読みはじめだが、冒頭の助産師さんの、いいお産、主体的なお産あるいは文化的なお産が母体に及ぼす影響のお話や
お産を見守る家族の表情にうなずいた。


次に子どもを地域でみる。ということ。
卒論のために訪れた天白子ネットを含め、天白区の豊かな公園や子育て環境整備に携れた奥田さんの話。

ふと、静養中の今の生活と自分の幼少期を思う。
店を営んでいるというのは、外に開かれている点で本当に都合のよいもので
みどりやのアイドルの母に続き、いまでは息子が看板孫になっている。


かつての看板娘がたまに店番で立つと、全然知らない子が「まーちゃん」と我が子をよんでいるのでびっくりする。
私がその子の母だと名乗ると逆にびっくりされたりもする。
おしゃべりに訪れるおじさま方にも同様に呼ばれ、高い高いをしてもらってはしゃいでいる。らしい。
新聞配達のおばさんと手を振り合う。
店先で大声でうたって踊っている。


あぁ、私もそうだったかな?
牛乳屋さんがくれるヤクルト
店先で練習した縄跳び
常連のおばさんに抱きしめられる
すれ違う人にきちんとあいさつしなさいと教わった。
断片的にだけどたくさんある、店から開ける地域の人との関わり。

親、兄弟姉妹に続き、地域の人に。
また「ありがたみ」を一つ学んだ。


豊橋に帰ると、自宅は古い商業地域の一角。
車通りがあり、自然は少ないけど開かれたお店はいくつかある。
子どもたちがみなさんに可愛がられるよう、関わっていきたい。

そして豊橋周辺でお母さんたちが元気になれる場づくりを試行錯誤していきたい。