「ちょっと」の平和

今日は、彼に人のものを食べさせてもらうときにどうすべきかを教えた。

彼の一口は わたしの五口分くらい。
彼の「ちょっと」は 全体の半分くらい。

この基準がもとで大変不快な思いを何度もしたが、
 はじめから「たくさんちょうだい。」
 といってくれたら私の精神的ダメージはかなり軽減することに
 気づいた。わたしはエライ。

というわけで、その方法を彼に教えてあげたら納得したようだ。
 次回からは言葉通りの量を笑って差しあげようではないか。

子どもに何かを注意する時も、漠然と厳しさを提示しても
 無意味なことが多い。
 具体的な行動を示すことが必要とされる場合はそうしたほうが
 お互いに平和である。

小さな家庭でも、小さな平和を生み出すことができる。

南米の常設軍を持たない国コスタリカの「平和」に関する教育は
 反戦ヒロシマナガサキ、虐殺の事実を持ち出すものではなく
 日々の生活の中で、いかに他者と平和に暮らしていくかということが
 常に問われるようなものらしい。

世界有数の軍事国家日本の最後の砦である9条を信条として守り抜くために
 いま私ができるほんの「ちょっと」の気配り。